最近、本当に物騒なニュースが多いですよね。
特に闇バイト、どうしてここまで連日の報道になっているのか。
貸金業法改正の生んだリスク
読んでいて確からしく思ったのは、こちらのコラムです。
https://diamond.jp/articles/-/353074
良かれと改正された貸金業法で、お金を借りるハードルがぐんと上がってしまったことを指摘しています。
それまで消費者金融という受け皿があったことで「闇」に落ちずに済んでいた人たちが、そのセーフティネットがなくなり、次々に「闇」へ突き落とされているとのこと。
そうした現状があるとすれば、単に怪しいバイトへの注意喚起とか、家の警備を厳重にするとか、そういった対策とはもっと別の何かが必要ですよね。
改めて、貧困を「自己責任」で切り捨てれば済むのかという話です。
苦しい時のセーフティネット
新宿での炊き出しで知られるNPO団体「もやい」では、以下のようなサイトを開設していました。
支援検索ナビ
困窮の状況をチェックリスト形式で⼊⼒すると、⽣活保護制度や緊急⼩⼝資⾦貸付、住居確保給付⾦など、関連する⽀援情報にアクセスできます。また、経済的な困りごとだけでなく、虐待やDV、性暴力といった被害に遭った人たちのための支援制度についても紹介しています。
生活保護申請書作成システム
インターネット上で⽣活保護申請書を簡単に作成できるシステム。残念ながら一部の自治体においては申請書自体をなかなか渡してくれなかったり、誰でもすぐに手に取れるところにおいていなかったりするため、申請したくともその手前で挫折してしまうケースがあるそう。このPASSシステムを使うことで、ウェブ上で自分で申請書を作り、それを自宅やコンビニのプリンターで印刷して提出できるようになります。
身近で助け合う難しさ
家族や友人、知り合いにこそ相談ができない。本当に困った時こそ「助けて」と言えない。
人との距離がますます広がっている今、そんな状況に陥るリスクが高まっているのかも知れません。
自己責任論で切り捨てる側ではなく、サポート側にはどんな選択肢があるのか?
簡単な問題ではないですが、価値ある活動をされている団体とそのサポートがもっと知られるためにも、まず書いておきたいと思いました。