日本の人口が減っても

子孫を残すことは、生物として理屈を超えた善なのかも知れない。

でも「選択子なし」も増えています。

子どもが家族の世話や介護のため自分の人生を生きることが出来ない、ヤングケアラーの問題も知られるようになってきました。

高齢化で、その潜在リスクはますます高まっていくでしょう。

子どもは介護要員なのか?

こんなご時世に生まれる子どもは幸せになれるのか、不安に思っても不思議ではありません。

人口増加が望めない今、何をすべきなのか?

少しやり方を変えてみるのもいいのかも知れません。

実際、日本より人口が少ないのに豊かな国は確実に存在します。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/gnp_1.html

ドイツ、フランス、イギリスなどはその筆頭でしょう。

世界人口ランキング12位の日本より人口の多い国は、むしろいわゆる途上国ばかりです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/jinko_o.html

とりあえず、お役人は国民の頭数が減ると税収が減って困るんでしょうね。大学も入学者数が減って困るのかも。

ちなみに、海外の名だたる有名大学では数兆円規模の大学ファンドを運用するなど、研究資金の確保策を講じているそう。

額にして、米国ハーバードが約4・5兆円、イェール約3・3兆円、スタンフォードが約3・1兆円、英国ケンブリッジ大学が約1・0兆円。

対して、日本勢では最高額の慶應義塾大学でも約730億円、早稲田が約300億円、東大が約150億円と、圧倒的に劣後しているのが実態とのこと。

こうした状況を受け、日本政府は10兆円規模の「大学ファンド」を創設、年率4.38%以上の運用益を目指すと発表しています。

初年度は黒字だったようですね。

しばしば破綻説が囁かれる日本の年金制度も、ファンドの運用を通じて財源を確固たるものにしています。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASS75332PS75UTFL015M.html#:~:text=公的年金の積立,の黒字となった%E3%80%82

改めて、こんな時代だからこそ、日本にも投資をうまく活用するための金融教育が不可欠と感じます。

いわば、新時代の黒船です。

考えようによっては、人口ボーナスで潤った日本が時代に即した対策を講じる、チャンスとも言えるのではないでしょうか?

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